IEとは(詳細)

IEはIndustrial Engineeringの略です。
日本IE協会は、以下のように考えています。

「IEは、価値とムダを顕在化させ、資源を最小化することでその価値を最大限に引き出そうとする見方・考え方であり、それを実現する技術です。

仕事のやり方や時間の使い方を工夫して豊かで実りある社会を築くことを狙いとしており、製造業だけでなくサービス産業や農業、公共団体や家庭生活の中でも活用されています。」(2008年)

(補足)
・価値とは、それを享受する側が求める行為や水準をいい、行為の内容・時間・品質・物量・コスト・感性などで表現されます。
・「価値とムダを顕在化する」とは、価値を生み出す部分とそうでない部分を明確に区分し、それを定量的に、あるいは定性的に示すことです。
・価値部分を明確に区分するためには、真の価値を見極める目・ムダの見方・時間や物量などの定量的な把握などが必要です。
・また、その価値を引き出すためには、ムダの排除や標準化、タイムスタディなどの各種IE手法や「見える化」「問題点の顕在化システム」などの経営管理手法によって、経営資源の最小化(ムダの排除)をはかることが有効です。
・経済活動では、IE活動を展開するための条件を醸成するため、人づくり・しくみづくりが重要な要素となります。
・IEは、工業経営の分野での生産性向上活動を起源としますが、現代においては、物流・農水産業・サービス・医療・金融・公共団体業務など幅広く活用され、さらには日常生活の領域でも活用されています。

IEの定義としては、米国IE協会(AIIE=現IIE)が1955年に定義したものが一般的に引き合いに出されます。

「IEとは、人・モノ・設備の総合されたシステムの設計・改善・確立に関するもので、そのシステムから得られる結果を明確にし、予測し、かつ評価するために、工学的な解析・設計の原理や方法とともに、数学・物理学・社会科学の専門知識と技術とを利用する。」

IEの基本的な考え方は変わることはありません。しかし、時代の変化とともに、産業社会構造や生活様式も大きく変化する中で、時代の要請に応える形でIEも成長をつづけています。