IEレビュー249号 特集記事の概要

●特集テーマ 変化の時代の品質保証

【論壇】 変化の時代の品質保証

東京大学の飯塚悦功氏に、変化の時代の品質保証について論じて頂きました。1980年代TQCによって日本は優れた品質保証体制を築き上げたが、その後の社会・経済のパラダイムシフトに対応できず、構造改革の遅れにより品質立国日本の相対的地位が下落していると指摘しています。その対応策として変化の時代の品質保証の課題と題して、戦略的品質保証、企画能力、検証・評価能力、ソフトウェア技術力、SCM、技術者普遍化技術、技術者能力育成、人材育成など8項目を挙げています。日本の品質が、歴史的に見てどのように変遷してきたのか、そして今何が課題で何をすべきなのかについて、筆者の鋭い視点が論理的に述べられており、多くの読者に極めて参考となる内容となっています。

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【ケース・スタディ】 組織横断活動による上流を巻き込んだ改善活動とQCサークル活動の活用

KYBの中田氏には、組織横断活動による上流を巻き込んだ改善活動やQCサークル活動活用について、ご紹介頂きました。同社は、異文化派遣社員の増加を踏まえ、誰がやっても間違いない製造システム構築をめざし、管理・設計、生産技術、製造、品質保証の全組織横断チームを結成し、一致協力して課題解決に当たっています。

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【ケース・スタディ】 成形・金型工場におけるデジタルネットワークシステムの活用

山形カシオの佐竹氏には、成形・金型工場におけるデジタルネットワークシステムの活用について、ご紹介頂きました。同社は、顧客ニーズの高度化・多様化、ライフサイクルの短命化に対応すべく、金型製作~成形量産までの生産情報をデジタル化し、ネットワークのなかで徹底して活用するデジタルネットワークシステムを構築して、LT、品質の大幅改善を実現しました。

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【ケース・スタディ】 材料型製品における進化し続けるモノづくり

住友電気工業の戸川氏には、材料型製品における進化し続けるモノづくりについて、ご紹介頂きました。横軸に経過時間(LT)、縦軸に累積発生原価を使用したLV分析による停滞、運搬、転記、探しなどのムダ取り、また横軸に前工程、縦軸に当該工程の工程終了日時をプロットしたFIFO(First-In First-Out)図による工程間停滞、遅れ、追い越しなどの問題対策などにより、コスト、LT、品質の改善を図っています。

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【ケース・スタディ】 TPMとSPCの融合による歩留まり100%への挑戦

オムロンリレーアンドデバイスの中村氏には、TPMとSPCの融合による歩留り100%への挑戦についてご紹介頂きました。TPM活動により個々の設備精度の確保と維持を図り、SPC(統計的工程管理)で部品と人のスキルのバラツキを最小化することにより、品質向上を図っています。

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【ケース・スタディ】 グローバル同時生産・販売

コマツの野路氏には、グローバル同時生産・販売について、ご紹介頂きました。基本車両の部品表を全世界でひとつの情報としてまとめたグローバル部品表、生産技術の開発・標準化とこれを海外各工場に迅速に移管する役割を担うマザー工場制度、全世界に調達ルートを広げ実力のある専門メーカーから一括して調達するシステム構築などにより、世界同一品質製品を各拠点から供給できるシステムが構築されています。

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【テクニカル・ノート】 実践!ポカヨケ・マネジメント

エス・ピイ・エス経営研究所の武田仁氏から、ポカヨケ・マネジメントについて執筆して頂きました。卓越したポカヨケレベルを実現するには、3つの構成要素(ハードウェア編、ソフトウェア編、ヒューマンウェア編)を取り込むことが必要であると述べられています。

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【プリズム】 品質13原則の制定と運用

ヤマハ発動機の江口氏から、品質13原則の制定と運用について執筆頂きました。工程内不良の原因は13項目に分類され、これを現場で徹底して守ることで品質改善を図っています。

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【プリズム】 情報システム開発のプロセスの改善・安定化

NTTデータの斎藤氏からは、情報システム開発のプロセスの改善・安定化について執筆して頂きました。プロジェクトマネジャーが確実に実施すべき事項を段取りよく行うためのチェックリストや、お客様と事前にシステム開発プロセスの共有化を図るプロセス透明化の取り組みが展開されています。

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【プリズム】 多様化する就労形態

社会保険労務士の中屋裕仁氏には、多様化する労働形態と題して、派遣と請負の違いなどについて解説して頂きました。

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【プリズム】 変化の時代の経営品質と日本経営品質賞

社会経済生産性本部の鵜野沢氏には、変化の時代の経営品質として日本経営品質賞について解説を頂きました。

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