IEレビュー308号 特集記事の概要

●特集テーマ 今求められる工場長の役割

【論壇】 社会人教育「工場長養成塾」の取り組み

論壇として、名古屋工業大学の荒川雅裕氏には、中小企業を対象とした工場管理者教育である「工場長養成塾」の取り組みについて紹介いただきました。

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【ケース・スタディ】 今求められる工場長の役割

東海理化の井上直彦氏には、国内主力工場の1つであると同時に海外拠点を多く抱える親工場の工場長としての役割を紹介いただきました。工場を運営し海外工場の模範となるためには、何か特別な飛び道具が必要なわけではなく、2Sの徹底を中心として、やるべきことを確実に、愚直にやり続けることで「安全・品質・生産性」のレベルを限りなく高め、人材育成・チーム力向上につなげて工場全体の文化にまで落とし込む必要があるというメッセージは、本質を突いて迫力があり改めて感銘を受けました。

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【ケース・スタディ】 工場長:トップマネジメントの役割

IHIの丸山隆行氏には、原子力SBUの製造部門である横浜工場の工場長としての日常業務を振り返り、工場長としての役割・基本理念を中心に、工場の直面する課題・5S活動を中心とした業務プロセスの改善など、多岐にわたる内容を執筆いただきました。中でも、工場長としての基本理念は、ボトムアップで人づくりをすることであり、人づくりとは、結局は「考える人」を育成すること、並びにこれを実現するための諸施策は、とかく当たり前のことのように受け取られがちではあるものの、改めて重要なメッセージとして感銘を受けました。

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【ケース・スタディ】 今求められる工場長の役割

TBKK(Thailand)Co.,Ltd.の尾方馨氏には、海外駐在の経験を通じた工場長の役割を紹介いただきました。海外工場の場合、基本的な考え方や文化の違いから、特に現地従業員とのコミュニケーションが重要で、その上で迅速な判断・決断と実行力・リーダーシップが必要になるとのことです。「決して焦る必要はない、信念をもって本気で一所懸命ぶつかれば工場や従業員は必ず応えてくれる」というメッセージは、海外工場の工場長として赴任される方の背中を後押ししてくれる一言ではないかと感じます。

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【ケース・スタディ】 今求められる工場長の役割

大同プレーンベアリングの籠原幸彦氏には、自動車エンジン用軸受のマザー工場としての取り組みと工場長の役割について執筆いただきました。今後、内燃機関の電動化が見込まれる一方で、既存のすべり軸受事業はさらなる収益性改善が必要で、生産性の向上やグローバル同一品質に向けた継続的改善を、いかにリードしていくかといった役割が今求められているとのことです。

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【ケース・スタディ】 生産現場とそのリーダーに求められるもの

キリンビールの神崎夕紀氏には、海外製造拠点の技術向上により、日本国内での製造の優位性が減少する中で、工場の独自性を活かした利益貢献活動について紹介いただきました。その上で、生産現場のリーダーには、1人1人が成長を実感できる組織づくり、人材の育成が最も重要な役割になるという点を指摘いただきました。

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