モジュラーデザインで決定する生産効率


設備投資の抑制、金型・治工具費の削減や間接部門の工数削減に向けて


本セミナーは、設計の効率化、工場の生産性向上に焦点を当てます。「モジュラーデザイン」は、上流工程の製品設計段階における設計開発革新であり、事前にすべての仕様を標準化した製品モデルを確立しておき、顧客要求に対しあらかじめモジュール化された部品の組み合わせにより、自動設計でカスタム化された製品へ対応していく画期的手法です。これにより設計リードタイムは劇的に短縮化され、工場では、あらかじめモジュール化された部品により、製造ラインが統合され設備投資の抑制、金型・治工具費の削減や間接部門の工数削減に役立ちます。ぜひこの機会に皆さまのご受講お申込みをお待ちしております。

テーマ


SCMの成功の秘訣はECMの成功にあり!

開催日、時間


2022年11月8日(火)10:00~17:00

会場


東京・永田町近辺の会議室

申込受付



受講方法



参加費


日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円
IE協会会員へのお申込みはこちら

講師紹介

大塚 泰雄 氏
(株)MEマネジメントサービス 常務取締役 マネジメントコンサルタント
ECM/MD研究会会長
大手工作機械メーカーに11年勤務。開発・設計、製造、営業技術などを経験し、主に企業では、設計・生産技術・購買・製造部門の原価管理システムの立案・構築・実施やVE、IE、購買査定テーブルを活用した、総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。その他、公開セミナー、社内教育などの活動も行う。最新著書に『よくわかる金型の原価管理とコストダウン』『見える化でわかる売り値と買い値』『トコトンやさしい原価管理の本』(日刊工業新聞社刊)がある。
専門:バリューエンジニアリング(VE)、設計標準化、設計管理、工場管理、生産管理、生産性向上、品質管理、標準原価管理

プログラム内容

11月8日(火)10:00~17:00

第1章 マス・カスタマイゼーションに欠かせないモジュラーデザイン
    ~大量生産と受注生産を両立する~

 1-1 マス・カスタマイゼーションとは何か
 1-2 日本のECM(Engineering Chain Management)の課題
 1-3 モジュラーデザインの目的と設計・生技・生管・購買・製造のメリット
 1-4 あるべきモジュラーデザインの進め方(着眼大局理論)

第2章 製品の品揃えを一括企画するモジュラーデザイン
    ~製品モデルで生産効率に有利なラインアップを追求する~

 2-1 製品モデルとは何か
 2-2 製品ラインアップ表の確立
 2-3 種類を抑制するモジュール数(標準数)の使い方
 2-4 ブラックボックスの設計手順を形式知化する設計手順書とは

第3章 事前の目標設定と部品のモジュール化の進め方
    ~モジュラーデザイン可能性分析により成果を予想する~

 3-1 事前に行うモジュラーデザイン可能性分析
 3-2 製品仕様から可能性を追求する“製品仕様分析”
 3-3 部品種類数から可能性を追求する“製品機能様分析”
 3-4 モジュラーデザインの活動効果と経営指標への貢献

第4章 モジュラーデザインから生産モジュール化へのつなぎ方
    ~モジュール生産には柔軟・迅速性が必須~

 4-1 組立・加工しやすい設計の条件
 4-2 設計と生産の両立を見える化する
 4-3 モジュラーデザインから生産モジュール化へつなぐ
 4-4 部品構造と組立工程のバラエティ分析

【モジュラーデザイン事例紹介】
 ~特注品をモジュラーデザインでいかに標準品へ改善したか~

 5-1 モジュール化の原点のF社の成功事例
 5-2 顧客要求仕様から見積仕様書を自動出力事例
 5-3 ECM事例にみる成功の条件
演習用のWindows PCの準備を推奨します。
※プログラムは都合により変更になる場合があります。
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