外注査定テーブルの作成と実践購買コストダウンの進め方


社内・外注の正しい意思決定ができる査定テーブルになっていますか?


近年、顧客ニーズが多様化し、顧客満足を得るための製品を造るには多くの技術が必要とされます。当然、自社の技術や設備だけでは賄うことはできず、外注との協業なくして製品を造ることは不可能になっています。このような環境の中、内外作の基準(外注するのはどういう条件)と厳密な外注価格査定能力が要求されます。
具体的には、
 ・購買先は生産技術が決める
 ・決められた購買先の評価は生産技術が決めたルールで購買部門が運用する
ことが、必要十分条件になります。
そこで本セミナーでは、原価の中身を理解し、外注の見積りに対する適正な判断が可能な“実践的な外注査定テーブルの作成方法”と外注との価格交渉に必要な“外注価格の低減策あの手この手”について学んでいただきます。
当セミナーでは、次の内容について経験豊富な講師が詳細に解説します。
①外注価格の低減余地の定量化、原価の中身を知ることの重要性
②今日からできる価格査定テーブルの作り方と使い方
③価格査定テーブルの活用によるコストダウン30%の進め方と実践事例

テーマ


原価の中身を知ることが購買コストダウンの基本!

開催日、時間


2023年11月13日(月)10:00~17:00

会場


東京・永田町近辺の会議室

申込受付



受講方法



参加費


日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円
IE協会会員へのお申込みはこちら

講師紹介

大塚 泰雄 氏
(株)MEマネジメントサービス 常務取締役 マネジメントコンサルタント
大手工作機械メーカーに11年勤務。開発・設計、製造、営業技術などを経験し、主に企業では、設計・生産技術・購買・製造部門の原価管理システムの立案・構築・実施やVE、IE、購買査定テーブルを活用した、総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務が活動の中心である。その他、公開セミナー、社内教育などの活動も行う。最新著書に『よくわかる金型の原価管理とコストダウン』『見える化でわかる売り値と買い値』『トコトンやさしい原価管理の本』(日刊工業新聞社刊)がある。
専門:バリューエンジニアリング(VE)、設計標準化、設計管理、工場管理、生産管理、生産性向上、品質管理、標準原価管理

プログラム内容

11月13日(月)10:00~17:00

第1章 外注価格の低減余地(どこまで下がるか)-レベルが低ければコストダウン余地は大きい-

1-1 購入価格の低減余地を数値化
1-2 相場材料の場合のコストダウン余地
1-3 外注品の場合のコストダウン余地
【演習】購入価格の低減余地

第2章 外注価格低減は原価の中身を知ることから-見積原価計算のしくみを理解する-

2-1 原価見積はどのようにやるか
2-2 材料費はどのように見積もるか
2-3 加工費はどのように見積もるか
【演習】材料費を見積もってみる

第3章 精度の高いコストテーブル作成のステップ-最適算式を作成し、実務活用レベルへの展開-

Step1 使用頻度の多いタイプより作成する
Step2 コストテーブルを作るグルーピング分析
Step3 コストを左右する要因を製品図面より分析
Step4 変動要因のデータ収集
Step5 主変動要因で行う回帰分析
Step6 算式の精度アップの進め方
Step7 実務に即した査定テーブルのレベル決定

第4章 外注価格査定に必要なコストテーブルの作り方と活用-成果を刈り取るコストダウンの実践-

4-1 Excelを活用したコストテーブルとその活用例
4-2 社内・外注の判定と外注評価の考え方
4-3 購買部門の業績管理と査定テーブルの活用

第5章 購入価格の低減策あの手この手-大きな手からコストダウンを実行する-

5-1 どのような購入価格の低減策があるか
5-2 管理購買による購買コストダウン
5-3 サプライヤーに改善提案を求めるには
【演習】購入価格低減策あの手この手
演習用のWindows PCの準備をお願いします
※プログラムは都合により変更になる場合があります。
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