“短納期・フレキシブル”生産システム構築
リードタイム短縮と在庫低減・コストダウンを両立するものづくりへのアプローチ
顧客ニーズの多様化により、生産品種と数量の変動が大きくなっています。この対応策として多くの企業では、短納期でカスタマイズした製品の開発・生産を今まで以上に強力に進めています。そのキーポイントは、製品の企画・開発から製造・出荷にいたるまでをデジタルでつないだフレキシブルで一貫したプロセスに改革することにあります。一貫プロセスの改革は、日常業務や現場作業の個別改善を行うだけでは不十分であり、デジタル技術を活用した企業全体を同期化する取り組みが必要になっています。
本セミナーでは、モノづくりや生産方式の改革と、開発・設計部門から生産・製造部門を含めた管理システム改革の2つの側面から、短納期でフレキシブルな生産システム構築に向けてのアプローチ方法と具体的実践例を交えながら、わかり易く解説いたします。ぜひこの機会に多くの方々のご参加をお待ちしております。
テーマ
生産品種と数量の変動にデジタルで対応した生産プロセス改革!
開催日、時間
2023年2月14日(火)10:00~17:00
会場
東京・永田町近辺の会議室
申込受付
受講方法
参加費
日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円
講師紹介
小川 正樹 氏
(株)MEマネジメントサービス 代表取締役 経営コンサルタント 技術士(経営工学)
(株)日本能率協会コンサルティングを経て、現在、(株)MEマネジメントサービス代表取締役。(株)MEマネジメントサービス 代表取締役 経営コンサルタント 技術士(経営工学)
原価管理、原価見積、生産・物流管理システムの立案、構築、実施やIE改善を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務を中心に活動。また、開発・設計段階(CAD/CAMを含む)から製造までの領域を扱い、公開セミナーや社内教育も同時に行っている。
著書に よくわかる「レイアウト改善の本」、よくわかる「品質改善の本」/日刊工業新聞社、「必ずわかる原価計算のしくみと実務」、「成功する管理会計の基本」、「必ず役立つデータ分析と統計」/ナツメ社など。
プログラム内容
2月14日(火)10:00~17:00 演習用のWindows PCの準備を推奨します |
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1.『今日企業の抱えている課題と対応策』1-1. 経営環境変化と顧客の要求に応じたデジタル対応の対応策1-2. リードタイムと在庫から見た3つのものづくり戦略 |
2.『リードタイム短縮・在庫低減の可能性分析』2-1. デジタルデータからリードタイムと在庫の構造を分析2-2. リードタイムから見た在庫の活用ポイント 2-3. 適正な製品在庫の目標値を設定 2-4. 不定期・不定量の発注方式に向けて 2-5. リードタイム短縮による在庫低減事例 【演習】欠品を起こさない最適な在庫量を設定する |
3.『生産品種と数量の変動に対応した“モノづくり改革”』3-1. 生産システムの基本と特徴3-2. 生産品種と数量の変動に対応した生産システム 3-3. 同期生産ラインの設計手順 3-4. 貴社工場に求められるフレキシビリティを整理する 3-5. 品種と数量の変動に対応するハイブリッドな生産方式を構築 【演習】サイクルタイムの異なる類似製品の作り方 |
4.『生産品種と数量の変動に対応した“管理方法改革”』4-1. 短サイクルでの計画ローディングによる在庫削減効果4-2. リードタイム短縮のための管理システムの改善ポイント 4-3. コスト的にメリットのある負荷・能力の調整手段は何か 4-4. TOC(制約条件の理論)とは 4-5. ネック工程を活用したフレキシブルな生産計画の立て方 【演習】負荷と能力を最低コストで調整する 【演習】利益を最大化する生産計画を作成する |
5.『フロントローディング型のモノづくりに向けて』5-1. 標準化を活用したフロントローディング型の開発・設計方式へ5-2. 開発・設計のリードタイム短縮に結びつく標準化・モジュール化の進め方 5-3. デジタルエンジニアリングを活用した開発・設計のリードタイムの短縮事例 -質疑応答- |