トータルサプライチェーン改革の進め方
真のサプライチェーン改革は部門横断的ロジスティクス改革である!
本セミナーではサプライヤからお客様までのトータルサプライチェーンを「短く単純な流れ」で実現するためのロジスティクス戦略と手法を学びます。
これまで物流はコストとしか見られていませんでしたが、プル型サプライチェーンを構築するためには最重要課題となっています。調達改革、生産改革、デリバリ改革を複合的に実現する物流ネットワーク構築の手法の勘所を解説し、課題を解決するための糸口を見つけます。
ものづくり改革が部分最適にとどまり経営スコアに結び付かない、生産ラインの改善はできたが、営業や資材調達との連携したサプライチェーン改革の方法がわからないなどの課題をお持ちの、SCM全体責任者、工場長、製造部門、調達購買部門、生産技術部門、生産革新推進部門の部門長、推進担当者の方々のご出席をお勧めします。
テーマ
調達、生産、営業、横断的なロジスティクス改革が肝!
開催日、時間
2020年12月17日(月)10:00~17:00
会場
東京・平河町近辺の会議室
申込受付
受講方法
参加費
日本ならびに他地区IE協会会員 39,600円
日本生産性本部賛助会員 46,200円
一般 52,800円
講師紹介
鳥井 恭 氏
SCM改革コンサルタント
1990年代よりNECにて電子機器、半導体電子部品製造工場へのトヨタ生産方式を導入する「統合SCM生産革新活動」を、現場改善、設備改善、営業連携、調達連携、情報システムなど様々な領域で推進。2008年からはNECロジスティクス(現日通NECロジスティクス)にて、製造業のものづくり改革の視点から国内外で改革をさらに推進。同時に他の製造業に対して、コンサル及び講演活動を通して、トヨタ生産方式導入で最も大切かつ盲点となっている経営改革、物流改革に重点を置いて指導。2018年にオフィスSCM企画を設立し、国内外の様々な製造業(自動車部品、電機、食品など)へサプライチェーン改革を中心に指導中。
SCM改革コンサルタント
プログラム内容
12月17日(木)10:00~17:00 |
|
---|---|
1. 製造業におけるサプライチェーン改革の基本(1) ものづくりにおける改善改革の基本(2) ものと情報の流れ作り (3) 目指すべき全体像と改革計画の立案 (4) ものづくり経営の目指すべき経営指標 |
サプライヤ~工場~お客様までの広く長いサプライチェーン全域にTPS(トヨタ生産方式)を徹底し、無駄なく、小刻みに、タイトに短く単純な流れを通すことが目指す姿です。まず自社のサプライチェーンのASISを整理し、TOBEモデルを設計し、改革計画を立案する手法をお伝えします。 |
2. プル型サプライチェーンを支えるロジスティクス(1) 戦略的ロジスティクスを実現する3つの要素機能・定時定ルート物流ネットワーク網 ・積極的に構える在庫=ストア ・現場間の連携指示システム=かんばん (2) 調達革新=調達と生産(工場)の繋がりを作る (3) 生産革新=工場間・工程間の繋がりを作る (4) デリバリ改革=お客様と生産(工場)の繋がりを作る |
その手段として物流改革が必須です。しかし、その目的は物流コスト削減ではなく、物流機能の戦略的強化。重要なロジスティクス3要素機能の解説と構築方法について事例に基づいてご紹介します。 |
3. グローバル時代におけるロジスティクス戦略(1) 物流のさらなる進化(2) グローバル物流のあり方 (3) 情報システム |
物流改革によって実現した、調達物流改革(かんばん、通い箱、VMI、等)と販売物流改革(BTOと在庫販売モデル、品揃え同期デリバリ)などを事例でご紹介します。 |
4. まとめ(1) 会社が変わる!経営スコアに現れる真の成果(2) 物流を制するものが、ものづくりを制する |
物流は、ものづくり企業の競争力の源泉、すなわち最後のフロンティアになりつつあります。 |