トータルサプライチェーン改革の進め方


真のサプライチェーン改革は部門間の横断的改革である!


本セミナーではサプライヤからお客様までのトータルサプライチェーンを「短く単純な流れ」で実現するための戦略と手法を学びます。製造業がプル型サプライチェーンを構築するためには、物流を始めとした「繋ぎ」の改革が最重要な戦略的テーマとなります。調達改革、生産改革、デリバリ改革を複合的に実現する物流ネットワーク構築の手法をわかりやすく解説し、結果としてQCDの課題解決に導きます。

ものづくり改革が部分最適にとどまり経営スコアに結び付かない、生産ラインの改善はできたが営業や購買との連携したサプライチェーン改革の方法がわからない、調達難等サプライチェーン混乱下でもグローバルで物流改革を進めたい、などの課題をお持ちのSCM全体責任者、工場長、製造部門、購買部門、生産技術部門、生産革新推進部門の部門長、推進担当者の方々のご出席をお勧めします。

テーマ


サプライチェーン改革は調達、生産、営業、横断的な改革が肝!

開催日、時間


2023年2月20日(月)10:00~17:00

会場


東京・永田町近辺の会議室

申込受付



受講方法



参加費


日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円
IE協会会員へのお申込みはこちら

講師紹介

鳥井 恭 氏
オフィスSCM企画 代表 SCM改革コンサルタント
1990年代よりNECにて電子機器、半導体電子部品製造工場へのトヨタ生産方式を導入する「統合SC生産革新活動」を、現場改善、設備改善、営業連携、調達連携、情報システムなど様々な領域で推進。2008年からはNECロジスティクス(現日通NECロジスティクス)にて、ものづくり改革の視点から国内外で改革をさらに推進。同時に他の製造業に対してコンサル及び講演活動を通して、トヨタ生産方式導入で盲点となっている経営改革、物流改革、情報システムまで広範囲に指導。
2018年にオフィスSCM企画を設立し、国内外の様々な製造業(自動車部品、電機機器、電子部品、板金・成型品、食品など)を指導中。

プログラム内容

2月20日(月)10:00~17:00

1. 製造業におけるサプライチェーン改革の基本

(1)ものづくりにおける改善改革の基本
(2)ものと情報の流れ作り
(3)目指すべき全体像と改革計画の立案
(4)ものづくり経営の目指すべき経営指標

サプライヤ~工場~お客様までの広く長いサプライチェーン全域にTPS(トヨタ生産方式)を徹底し、無駄なく、小刻みに、タイトに短く単純な流れを通すことが目指す姿です。まず自社のサプライチェーンのAs-Isを整理し、To-Beモデルを設計し、改革計画を立案する手法をお伝えします。

2. プル型サプライチェーンを支えるロジスティクス

(1)戦略的ロジスティクスを実現する3つの要素機能
・定時定ルート物流ネットワーク網
・積極的に構える在庫=ストア
・現場間の連携指示システム=かんばん
(2)調達革新=調達と生産(工場)の繋がりを作る
(3)生産革新=工場間・工程間の繋がりを作る
(4)デリバリ改革=お客様と生産(工場)の繋がり
  を作る

その手段として物流改革が必須です。しかし、その目的は物流コスト削減ではなく、物流機能の戦略的強化。重要なロジスティクス3要素機能の解説と構築方法について事例に基づいてご紹介します。

3. グローバル時代におけるロジスティクス戦略

(1)物流のさらなる進化
(2)グローバル物流のあり方
(3)グローバル物流ガバナンスのしくみづくり
 (含むBCP)
(4)情報システム

世界的なサプライチェーン混乱や調達難の中、物流改革によって実現した調達物流改革(かんばん、通い箱、VMI、等)と販売物流改革(BTOと在庫販売モデル、品揃え同期デリバリ)などを事例でご紹介します。

4. まとめ

(1)会社が変わる!経営スコアに現れる真の成果
(2)物流を制するものが、ものづくりを制する

グローバル化の時代、物流=ロジスティクスは、ものづくり企業の競争力の源泉、すなわち最後のフロンティアになりつつあります。
※プログラムは都合により変更になる場合があります。
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