納期遅れの原因追究と進捗管理


「多品種少量生産工場の物の流れ」を正確に把握して停滞を防ぐ


顧客の注文は製造業にとって厳しくなるばかりです。注文量の変動が多く、受注後も度重なる仕様変更や飛び込み・特急品・納期変更・値下げの要請で悩まされている企業が多数あるのではないでしょうか。新型コロナへの対応が変わり、受注増が見込まれる今年、納期管理が大切です。
本セミナーでは「多品種少量生産工場の物の流れ」に視点を置いています。工程計画の弱さ(確度の悪さ)を進捗管理で補う管理手法を、成功例・失敗例を交えて詳細に解説します。講師が全国で提唱している「進捗管理の強化」と「小日程計画の徹底・進度管理・評価の徹底」を紹介して、皆さまの悩みに対する解決策(改善策)を掴んで帰っていただきます。遅延日報が決め手になります。外注管理についても具体的な対応策と体験談を講じます。ご期待ください。
特に、生産管理の担当者、外注担当者、製造現場の管理監督者の方に強くお勧めします。

テーマ


多品種少量生産工場での改善策が1日で見つかるセミナー!

開催日、時間


2023年6月19日(月)10:00~17:00

会場


東京・永田町近辺の会議室

申込受付



受講方法



参加費


日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円
IE協会会員へのお申込みはこちら

講師紹介

植條 英典 氏
(株)実践マネジメント研究所 代表取締役
1958年岡山県生まれ、奈良県在住。大学で生産管理、IE技法、QC手法を学ぶ。中堅家具製造メーカーの経営企画室にて4年間、経営管理業務に従事した後、昭和60年中村技術士事務所に入所。平成3年(株)ビジテック設立に参画し取締役に就任。平成16年1月に実践マネジメント研究所を設立、代表となり、平成28年2月より、(株)実践マネジメント研究所 代表取締役となる。
専門分野は生産性向上の改善指導、工程管理、品質管理で上場企業をはじめ全国各地の数多くの中小企業の指導にあたっている。その他に、中小企業大学校各校で講義やゼミを担当中。大阪府工業協会と兵庫工業会で生産管理関連セミナー講師としても活躍中。豊富な事例をもとにした分かりやすい講義内容と熱意あふれる指導ぶりには定評がある。

プログラム内容

6月19日(月)10:00~17:00

1.納期遅れの原因をその都度、三直三現主義で究明しているか?

 (1)事前の納期遅延原因洗い出しとチェックシート化が第一である→約70の原因を紹介します
 (2)遅延日報の発行が決め手である!→各工程の遅延時の対策を約30紹介します
 (3)遅延日報から発生工程別と原因項目別のパレート分析をすると重要改善点が見えてくる

2.多品種少量生産工場における進捗管理のやり方

 (1)工程管理の機能と進捗管理の位置付け~工程管理の構図~
 (2)工程計画の弱さ(確度不足)を補うのが進捗管理である~進捗管理の強化が課題~
   ・進度管理→工程の進み具合と生産量の達成度のチェック
   ・余力管理→この余力管理が盲点になっている企業が多いです
   ・現品管理→仕掛品の停滞期間と仕掛量の把握は十分ですか
   ・遅延管理→遅延日報が有効です
 (3)カギを握るのは各工程の小日程管理である~小日程管理の概要と6つの機能~
    ※小日程管理とは小日程計画・進度管理・評価を指す

3.小日程管理の目的と具体的な進め方  ガントチャートと差立箱の併用をお勧めします

 (1)小日程管理の3つの目的~稼働率の向上・納期短縮・多能工化の促進~
 (2)小日程管理の実践手順~小日程計画の導入準備から実践まで~
 (3)小日程計画表(フォーマット)作りと事例紹介~表記方式・差立方式・現品方式など~

4.外注先に対する納期遅れ対策

 (1)発注企業の納期遅れ原因と防止対策~発注企業側の原因が多いので要注意~
 (2)外注工場の納期遅れ原因と防止対策~外注工場の対策を明確にして自主的に取り組ませること~
※プログラムは都合により変更になる場合があります。
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